CBSドキュメント20070823

先週放映分は、ハードディスクレコーダー(RD-XS34)の不調により録画できなかった。時刻調整方法をLAN経由にしたことでマシン自体がフリーズしてしまっていたようだ。仕方ないので元に(データ放送経由)戻した。

  • Kevorkian Will Not Assist In Any Suicides 安楽死・自殺幇助などにより有罪判決を受け受刑していた医師が仮釈放された。この医師に対するインタビュー。米国では安楽死に対する拒否反応は依然大きいようだ。この医師の発言で興味深い点があった。つまりいつでも安楽死という選択肢を選ぶことができるというだけで、患者の恐怖は取り除かれるのではないかということだ。そのため安楽死が合法化されても(実際に合法化されている州は少数ながら存在する)、必ずしも処置される件数は多くはならないがこれは不思議ではないという。死は避けることができないけれども、いつ死ぬかという点で選択肢が与えられることが大事ということなのか。すでに末期癌患者に対しては、医師はモルヒネ投与を増やすことで実質的に安楽死させているのは珍しいことではないらしい。知らなかった。
  • Chipping Away At Realtors' Six Percent 不動産仲介業界においてネット企業が進出することに対する既存企業の抵抗。米国の不動産業界は日本よりも既存体制による締め付けが強いように見える。ロビイストを動員して自分たちに都合がよいように法律や規則をねじ曲げてしまうという行動は日本よりも露骨に行われているように感じる。
  • How Ali Beat The Odds 米国によるイラク侵攻で重傷を受けた少年の運命。全身大やけどを負い、両手を失い、両親もなくすという不幸を受けながらも、様々な幸運や本人による努力のおかけで、英国にて豊かな生活を送っている。このきっかけが雑誌NewYorkerの記者が病院でこの少年を取材したことだ。それが欧米で話題になり多くの援助資金が集まることになった。ただメディアに登場しないため存在に気づかれることもない同様の子供も多いことは間違いないだろう。