ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛

ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書)

ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書)

付箋だらけになってしまう。非常に刺激的。今年のベスト本の候補作にしたい。
少しまとめてみようかと思ったが、なかなか難しい。抽象的な議論が続く。

自尊心を完全に満足した状態で健全に成長した人間は、学問に携わろうとは考えない。他者から受けた被害が人間を学問的研究に向ける。十分に自分を受け入れられていれば、あるがままの自分で満足するので、そのような人間が「たまたま」学問に携わる可能性は、皆無と言ってよい。

著者自らのことも指しているように思えるが、なんとも突き抜けた文章だ。