フロー理論の展開

フロー理論の展開 (Sekaishiso seminar)

フロー理論の展開 (Sekaishiso seminar)

フローとはものごとに身心を挙げて深く没頭し、自分の能力を十分に発揮しているときに生じる感情であり、挑戦的な活動にともなう感情である。
P.301

絵の制作が順調に進んでいるときの画家は空腹や疲労、その他の不快感を無視して制作活動に没頭するが、いったん作品が完成すると、その制作活動についての興味を急速に失ってしまうという事実に驚かされたことがフロー理論の発端だったという。冒頭のこの一文を読んで、プログラミングでも同様のことが言えると思った。出来上がってしまうと興味が無くなってしまうことが私には多い。頭の中のイメージが現実化すると、頭の中のイメージと現実に出来上がったものとの落差を実感してしまうという点も大きな理由だと感じている。
ただ私の場合はフローに入りきれないような気がしている。どうしても時間が気になるし、次の日の仕事を考えて適当に切り上げてしまう。没頭しきれていないのだろう。