NHKスペシャル 巨大スーパー販売最前線の男たち

久しぶりにNHKスペシャルを見た。イトーヨーカドーの経営の紹介番組。安売りでは消費者をつかむことができないとして、高くても良いデザイン・良い品質の商品を目の肥えた消費者に提供することが大事だとしている。衣料品部門のてこ入れが紹介されていたが、数万円もするジーンズをスーパーで購入する消費者がどれほどいるのか疑問に思った。商品そのものだけではなく売り場の雰囲気なども大事だろうし、スーパーという枠組みの中でどの程度高級な雰囲気を作ることができるのか。なかなか難しいように感じた。
大宮にある店舗が紹介されていたが、さいたまスーパーアリーナに近いこの店舗では開催されるイベントから来店する客筋を予想し、そこから販売する商品を決めている。仮説を立てて、実地で検証し、そこから得た結果を再び次の仮説に生かしている訳だ。小売業に限ったことではないが、このサイクルは永遠に繰り返されることになるのだろう。