DAX先物

しぶとく生き残るデイトレーダーにとって格好のおもちゃがDAX先物となっている。デイトレーダーは90年代後半には10万人以上いると見られたが、その後の株価下落や規制強化(最低預かり資産の増額など)により下火になっていた。規制が厳しくなった株式を離れて、通貨や商品先物に転進したり、E-minisという株価指数先物の小型版などに活躍の場を移すデイトレーダーもいる。その中でDAX先物が注目されているのは、米国が深夜のうちに取引されるので、昼間の仕事を犠牲にしなくて済むというメリットがあるためだ。その上価格の変動が大きいこと、日計り商いをしている分は差し入れ証拠金も少なくて済むという利点がある。ある米国人デイトレーダーDAX先物出来高の数%以上を取引していると豪語し、トレーディングのセミナーを開催している。
For Day Traders, German Index Is Overnight Sensation
(WSJ)(2004/10/19)