ベーブルースの呪い

レッドソックスの選手だったベーブルースが1910年代にヤンキースにトレードされてから、レッドソックスワールドシリーズで優勝できていない。これはベーブルースの呪いとして広く流布している。80年代にニューヨークタイムズの記者が呪いに関して初めて言及してから、レッドソックスファンはこの呪いを受け止めてきた。複雑なファン心理を背景に、様々な「呪い」グッズが販売されている。アイスクリームやT-シャツなどである。しかしレッドソックスワールドシリーズに出場することになって、この呪いも解けるのではないかとの期待が高まる一方で、「呪い」グッズのメーカーは対策を考えている。中にはレッドソックスファンが関わっているために「呪い」グッズが売れなくなるのは大歓迎としているメーカーもあるが、「呪い」の代わりに別の言葉を入れることを検討しているところもあるようだ。
Reversal of Fortune: If the Red Sox Win, Curse Industry Loses
(WSJ)(2004/10/25)