現代のノアの箱舟

10年以上かけて自宅の裏庭で巨大ボートを作成している人物の紹介。巨大なことから友人達はノアの箱舟とからかっているが、ノアと異なり、このボートは航海できる見込みがまったく立っていない。ボートを停留できる港が極めて高額で負担できないためだ。公共施設でも順番待ちが多く、中には70年代から空くのを待っている人もいるという。いったん確保した人が手放さないためだ。仕方ないので他人にあげようとしてもコストの高さから受け取ってくれる人がいない。学校に寄付しようとしたが、輸送コストやボートの安全性に対する懸念からよい返事はもらえない。航海することはできないものの、製作できただけでも充分楽しかったと語る。今度は飛行機を手作りすると抱負を述べている。
The Boat Jack Built Is in His Backyard And Likely to Stay
(WSJ)(2004/05/11)