GPSで勤務中も監視

GPSの普及により、企業は社用車にGPSを設置し始めている。企業だけではなく公共機関も含まれる。運送会社のトラックなどにGPSを設置することにより、自社車両が適切な運行ルートで進んでいるかチェックするできるので、業務の効率化が実現できると期待されている。この動きに懸念を強めているのが、労働組合である。プライバシーの侵害になるのではないかと見ているためだ。特に長距離トラックの運転手は自立意識が強く、監視されているというのが気に食わないのだ。運行ルートは現地の道路状況や天候などで運転手が決めるべきものと主張しており、ルートから外れた道にいると、仕事をサボっているのではないかと見られる恐れがあるという。
On the Road Again, But Now the Boss Is Sitting Beside You
(Wall Street Journal)(2004/05/14)