イーライリリーの新薬開発体制

製薬会社のEli Lillyは、年2つの新薬が認可されれば御の字と見られている新薬開発の分野でこの水準を上回る新薬の認可を受けており、高い成績を収めている。この背景にあるのが、失敗した新薬開発のデータを他の開発に生かしているという点にある。この点で大きな存在を占めているのが、ルワンダ出身の数学者である。9割以上が失敗する新薬開発では失敗は避けられず、いかに失敗を生かすかが大きく問われる。同社は失敗を非難しない社風であることも失敗を生かすという行動に結びついている。