20040329

  • 保守的と見られた紳士服の世界で、ピンクが流行っている。大手アパレルメーカーや男性向けファッション雑誌がピンクを押し出しているのだ。今まで色に対してあまりこだわりを持っていなかった男性も女性のように色にうるさくなってきているようだ。ピンクまたはパステルカラーなどの明るい色が流行っていることに対しては、現在の世相が暗いために少しでも明るく見せようという感情が働いているのではとの声もある。またマッサージやスパ・美容整形という女性専門と思われたサービスにも男性は関心を示し始めているようだ。昨年の男性の美容整形の件数は前年比3割という高い伸びを示している。女性から見てピンクを着る男性はどのように思うのか?「イケメンならいいけど、そうでない男の場合は最悪」と指摘する女性も。

  • Southwestに代表される格安航空会社のシェア拡大により、大手航空会社の価格設定能力は低下している。大手航空会社は頻繁に料金値上げを打ち出しているものの、格安航空会社が同調しないために、価格引き上げを取りやめざるを得なくなっている。現在の旅客機の発注状況を見ると、格安航空会社は大手航空会社よりも多くの旅客機を注文しており、今後は一層シェアが上昇するものと予想されている。大手航空会社は強力な組合・多くの機種(それに伴う保守・訓練費用の増加)などの要因があり、格安航空会社との間では大きなコスト格差がある。航空会社の料金設定は、独占禁止法が存在するために、各社が話し合いで決めることはできない。通常、週末に料金を値上げし、月曜日までのあいだに競合他社がどのように反応するか確かめ、もし追随しない場合は直ちに料金を元に戻すという方法が取られる。