BlackStoneの子会社のBlackRock

資産運用会社であるBlackRock社の紹介。同社はBlackStoneの子会社であったが、分離し、現在では上場している。大手地銀のPNCが過半数以上の株式を保有しているが経営は独立している。同社は主に債券運用を行なっており、投資信託や投資顧問で多額の運用資産を抱えている。運用資産が増加していることや運用成績が良好であるため、業績も好調である。株価も上昇基調にある。その同社に参加した大物がFisher氏である。ニューヨーク連銀で活躍し、LTCMの破綻に際しては舞台裏で救済策を取り仕切った同氏が参加したことは、同社が進めているリスク管理システムの販売にも好影響を与えそうである。債券運用で養ったリスク管理能力を外販しているのだ。既に数兆ドル程度のリスク管理を行なっているという。この分野はまだ同社にとっては大した売上はないものの将来性が期待されている。