20040118

  • Merrill Lynch(メリルリンチ)のネット株アナリストであった、Henry Blodget氏の新しいキャリアは元ネット株アナリストにふさわしく、MSNが主宰するオンライン雑誌Slateの契約ライターである。カリスマ主婦であるマーサ・スチュワートインサイダー取引に関する記事を執筆している。Blodget氏も同様に証券取引に関するスキャンダルでマスコミの注目を大きく浴びただけに、皮肉にも見える。同氏はもとOppenheimer証券でアナリストを行っており、Amazonの株価上昇を当てて名前を上げた。これに目を付けたのがネット株のIPO案件を獲得したいと考えていたMerrill Lynchである。1000万ドル以上の高額な報酬でMerrill Lynchに勤務することになり、同社に多くのネット株のIPOをもたらすことになった。しかしアナリストと投資銀行部門との利益相反関係が問題になり、SECとの間で和解に応じることになった。この和解により高額の罰金が課せられ、また生涯証券業界で勤務することを禁止されることになった。

  • ウォルマート(Wal-Mart)では、深夜に店舗で働く従業員を店舗内に閉じ込めているケースがある。会社側は強盗が店舗内に入ってくるのを防ぐためだとしているが、実際は従業員による店舗内の商品の盗難を防ぐためだと労働者は主張している。専門家によると、このような行為は小売業界でもほとんど存在しないと指摘している。火事の場合は緊急避難の出口から出ることができるが、火事でも無いのに緊急避難口を利用すると解雇される可能性もあるという。鍵は管理職が保持しているが、週末においては管理者がだれもいない状況もあるという。そのため店舗内で作業していた労働者が骨折をしたケースでも、病院に長時間いくことができなかったこともあったと指摘している。