自炊生活1週間

ScanSnap S1500で自宅にある本を片っ端からPDF化し始めて1週間になる。
S1500の重走検知はネットでの評判通りすばらしい。スキャンした枚数をカウントしてチェックしているが今のところ見逃しているケースは見当たらない。速度も申し分ない。早すぎるぐらいだ。スキャンしながら本を裁断すると裁断の最中に頻繁に原稿をセットすることになり少しいらいらする。裁断とスキャンは平行で行わないほうがいいかもしれない。
ページサイズを「自動」で取り込んでいるが、そうするとページごとに微妙にサイズが異なるPDFファイルとなってしまう。気になるような気にならないような微妙な問題だ。あとでperlで一定サイズに調整するスクリプトでも書こうかと考えている。
スキャンしたPDFでは微妙に文章が傾いて見えるのも少し気になる問題だ。やっかいなことに印刷当初から傾いていることも多い。なぜか文庫本の最後のほうについている目録や新刊案内で傾いて印刷されているケースが多い。
本をスキャンして読む際に一つ大きなメリットが、古本でも気にならないという点がある。ブックオフで100円ぐらいで売られている古本のほうが躊躇なく裁断できる。
今まで相当、ブックオフにただ同然で売ってきたのが本当に悔やまれる。あの時にスキャナーがあればと思ってしまう。自炊が普及すれば、中古本の流通量が減少するのではないかという気がする。おそらく、裁断済みの本はページが全部そろっているかどうかチェックするのが面倒だろうから古本屋では扱わないのではないのではないかと思う。


現在のスキャン設定は以下の通り。ページサイズは自動、スーパーファインのグレースケール、文字くっきりモードオンといったところ。テキスト認識は時間がかかるので行っていない。