米国におけるモルモン教

Mormons in politics: When the saints come marching in | The Economist
題名は政治の世界におけるモルモン教徒といった感じだが、実際には米国社会全般においてモルモン教の存在感について書いてあり、非常に興味深い。共和党の有力大統領候補者はまだだれも出馬表明していないが(例年と比較して現時点で有力候補者が出馬表明していないのは非常に珍しいらしい)、有力な候補者として二人のモルモン教徒がいる。これは非常に珍しいことだ。ただし、米国人は一般的にモルモン教徒に対して偏見を持っており、キリスト教でさえないと考える人もいる。これはケネディ大統領が登場するまでの米国のカトリック教徒に対する偏見に似たものらしい。あと、モルモン教徒がビジネスおよび政治の世界で成功しやすいのはなぜか、モルモン教徒独自の教義や規律と絡めて紹介している。ハーバードビジネススクールは3つのMが仕切っているという指摘も面白い。ここで言う3つのMとは、マッキンゼー(McKinsey)と、軍隊(the military)、そしてモルモン教徒だ。