After Mubarak: The autumn of the patriarchs | The Economist
面白い。チュニジアから始まり、エジプトを含むアラブ諸国に波及した民主化要求運動は、高圧的な非民主的な政権に対する運動と言うよりも、いつまでも年寄りから子ども扱いされている若い世代が自らの発言力を求める運動でもある。この視野はなかなか意外だった。エジプトでは、政権への抗議も含めて、様々な団体・組織内で若い世代と年寄り世代の権力闘争が行われ、若い世代が勝利しつつある。若い世代を半分馬鹿にしていた年寄り世代も、抗議運動が整然と混乱もなく、しかも異なる宗教を信じる者同士が助け合いながら実行されたことに驚きを隠せないようだ。
Hussam Bahgat, who runs one of the many human-rights groups that diligently helped stir Egypt’s revolutionary fervour, says that during the protests he was often stopped and thanked by older Egyptians, who just wanted to tell any young person how grateful they were. “You have done what we always wanted to do, but never could,” they told him.
この文章が感動的だった。ただ、ムバラクを追い出した若い世代の抗議運動が今後何をもたらすのか、何か生産的なものを生み出すのかはまだ見えてこない。
