- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/04/16
- メディア: 文庫
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拘置所の食事がうまそうに描かれており、著者によると旧ソ連のホテルよりもよほどうまく、係員の対応もかなり良いとのこと。「国家の罠」では取り調べが長期化して、西村検事の顔色がどんどん悪くなっていく(著者に愚痴を言うシーンさえある)一方で、著者は独房の中で規則正しい生活、栄養価の高い食事を取ることでどんどん体調が良くなっていくという記述があり笑えた。どちらの立場が上なのかよく分からない。
メモ:
- 一つの時代がどのような時代であったか認識がされるのは、その時代が終わりに近づいたとき。
- イスラエルには死刑がない。人が人を裁く際には間違いがつきものという知恵によるものという。