イランとThe Economist

Iran and the world : Iran rises up (The Economist)
今週のThe Economistの表紙はイランだ。まあ当然と言えるだろう。興味を引いたのが表紙の男性が覆面をしているという点だ。というのも、昨年のThe Economistにこのような記事(Iran and The Economist : Silent no more)が掲載されていたことを思い出したためだ。デモ隊の男性の写真をThe Economistが表紙に使ったために、この男性が逮捕され、死刑判決を受けてしまったという事件があったらしい。幸いにもこの男性は病気治療のために出獄してアメリカにいくことができ、The Economist誌からインタビューを受ける機会まで得ることになった。そもそもThe Economistが写真を表紙に使わなければ投獄され拷問を受けるという苦しみも味わうことはなかったはずだが、男性はあまりうらんでもいない様子だ。このようなエピソードがあったので、今回はあえて覆面をかぶった男性を表紙にしたのではないかという気がした。もしくはカメラマンが覆面をかぶらせたのかもしれない。