アメリカ人と銃

Soaring gun sales in Arizona : Planning for the worst (The Economist)
Gun laws in Tennessee : Bread, milk, handgun (The Economist)
昨年、オバマ大統領が当選した際に、銃規制が強化されるのではないかとの不安から銃が飛ぶように売れたとの記事は以前書いたと思う。一時的な現象かと思いきや、いまだに銃は米国において売れ続けているようだ。銃規制強化への心配と言うよりも、オバマ政権が犯罪に対して甘いとの認識が広まっていることや、不景気で犯罪が増えることから自衛目的で購入する人が増えているようだ。州レベルでは銃規制が緩和されるところもある。テネシー州ではアルコールを提供するレストランに銃を持って入店して良いとか(ただし本人は酒を飲んではいけないという条件付)、裁判官が自衛目的で法廷に銃を持ち込んで良いといった法案まで成立している。酔っぱらいと銃、危険きわまりない組み合わせである。"the only place where people should not be allowed to carry guns is in prison"という発言まで出てくるぐらいだからアメリカ人の銃に対する愛着は非常に強い。