フランスの刑務所

French prisons : Still miserable (The Economist)
フランスの刑務所はかなりひどいものらしい。先進国とは思えないような劣悪な環境だと外国から批判されている。こうなってしまった原因は犯罪に対する刑罰が強化されて、収容人数を大幅に上回る受刑者が収容されているためだ。現在大統領であるサルコジ氏が内務大臣だったことの政策によるところが大きい。人権意識が生まれたのはフランスの筈だが、受刑者に対する人権意識は弱く、悪いことをしたのだから劣悪な環境に放り込まれて何が悪いと国民は感じているようだ。意外な気がするが。また看守たちの労働環境も悪く、不満もかなり高まっている。遅まきながら政府も刑務所の増設、看守の増強などの手を打ち始めている。