カリフォルニアの政治状況2

California's budget crisis : No gold in state (The Economist)
先週号のThe Economistではカリフォルニア州の政治に関して長文の記事が掲載されていた。今週はその続報が掲載されている。住民投票で財源不足を補うための方法が提案されたが、一件を除いて(財政赤字の時には議員の給与をカットする)、拒否されている。カリフォルニアの住民投票は非常にわかりにくい文章で選択肢が書かれており、二重否定の文章だと有権者は賛成したつもりで反対票を投じる可能性さえある。英文法として間違っている場合もあるらしい。住民投票が否決されて、シュワルツネッガー知事がさらなる大規模な予算カットを示した。大胆なものでは受刑者を釈放するというものまである。カリフォルニアでは量刑基準が厳しいために収容可能人数を大幅に上回る受刑者が収容されている。これも住民投票の結果だ。他にも教育予算の削減で授業日数の減少やクラス当たりの生徒数の増加などが実施される可能性もある。