笑顔と離婚の意外な関係

Psychology : Life in thin slices (The Economist)
マルコム・グラッドウェルの「第1感」(ASIN:4334961886)に書いてあってもおかしくないような話である。人間はごくわずかな情報でも正確な判断をすることができるらしいのだが、この記事では写真に写っている笑顔(10才の子どもの写真でも)から将来の離婚を予測できるという研究を紹介している。大学の卒業アルバムや普通の人から集めたスナップ写真を分析して笑顔の度合いを数値化したところ、数値が低い(笑っていないということ)人は離婚の経験が高くなっていたという。ただ離婚経験者とそうではない人との数値の差はそれほど大きくないのでどこまでこの研究が妥当性を持つのか疑問もある。
日本でも同じような分析はできるだろうか。卒業写真で笑うことはなさそうな気もするが。人前で笑顔を見せるかどうかという文化の違いという面も考慮しないといけないだろう。