南アフリカでの新たなスキャンダル

South Africa : Shaik, rattle and release (The Economist)
最初に小見出しを見た際には、安楽死とか脳死の話題かなと思ったがそうではなかった。南アフリカでは余命幾ばくもない(あと6ヶ月程度の命)と診断された場合は残りの人生を家族と共に過ごせるように受刑者は釈放されるという規則があるという。そしてここがポイントだが一旦釈放されて「奇跡的に」病状が回復した場合でも刑務所に戻る必要はないのだ。南アフリカの与党であるANCの次期大統領候補であるZuma氏のアドバイザーが汚職などで服役中だが、病状悪化によりこの規則に基づき釈放され問題になっている。Zuma氏もこのアドバイザーより金を受け取ったという疑惑が出ている。なおこの釈放されたアドバイザーは病院内のスタッフによると元気に動き回っていたという。