短波放送はまだまだ現役

Short-wave radio : Snap and crackle goes pop (The Economist)
かつてはプロパガンダにも多く利用されていた短波放送。低出力で遠くにまで電波が届くのが政治宣伝には大きなメリットだった。対抗するためにジャミング(妨害電波を送信する)というテクニックまで生まれたほどだ。しかし冷戦も終了し、電波の自由化が進み、さらにはインターネットという新しいメディアが普及するにつれて短波放送の魅力も低下しているのはやむを得ない。しかし予想以上に短波放送の人気は安定していると言える。BBCのワールドサービスの受信者の多くは未だに短波放送だ。アフリカで引き続き人気がある。また諜報活動にも今まで同様活用されているようだ。
子どもの頃、BCLをすこしやっていたので短波放送には懐かしさを感じる。乱数放送といった変わった放送もあった。中学生にも関わらず英語放送を聞いて放送局に受信レポートを送っていたと思う。今よりもリスニング力があったのかもしれない。放送局によりレポートを送るとベリカードなどを返送してくれる。北朝鮮や中国ではプレゼントも非常に多かった。西側と東側の違いを肌で感じたのがこのころだったような気がする。