投資銀行のリスク

Bear Stearns : Bear’s pits (The Economist)
ベアー・スターンズのトラブルの原因は、流動性の低い長期資産を短期金融でファイナンスしていた点にあり、これは同社に限らず投資銀行全般に言えることだ。商業銀行やヘッジファンドも同じかもしれない。本社ビルの評価額よりも安い価格でベアー・スターンズを買収したもの、まだどれだけのリスクがあるのか完全には見えないためにJ.P.Morganのディールの巧拙を現時点では判断できない。投資銀行さえつぶすことができないと連銀は考えていることを今回の一件は明らかにしたが、今後、投資銀行以外にもヘッジファンドなどが同じような苦境に陥った場合にはどうするのかという疑問が残る。
レバレッジに生きる者はレバレッジに死す」という言葉が少し前のThe Economistに載っていた。