CBSドキュメント20080313

  • A Visit To Dubai Inc. 経済成長著しいドバイのリーダーである、シェーク・ムハンマド氏へのインタビュー。世界的な大富豪であり、ドバイの市長でもある。同氏のビジョンによりドバイは砂漠から超高層ビルが建ち並ぶ都市に変貌しつつある。ドバイの人口の9割が外国人。チャンスとお金に引き寄せられて世界中から人が集まっている。イスラム国家でありながら文化や宗教面での締め付けは弱い。独裁国家であり、表現の自由はないが、豊かな生活を送っている国民にはたいした問題ではないようだ。警備なしに一人で行動する市長にはすこし驚く。しかも自家用車まで公開したのではテロの標的にされてしまいそうだが、特に気にしてなさそうだ。ドバイの成長の背後にはもちろん陰の部分もある。強制的に売春行為をさせられている女性が数多くいる点や、外国人労働者への不当な扱いなどだ。後者については以前、The Economistでも取り上げられていた。女性の機会均等に関しても市長はかなり注力しているようだ。以前にBSで放映されていたドキュメンタリーを思い出した。http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20071007/p3
  • What Killed Rebecca Riley? 双極性障害(bipolar disorder)と診断される子供が米国で急増しているという。一説では100万人近いという。そして治療のために多くの薬剤(しかも子供に対する臨床実験は行われていない)が子供に投与されているのが実態だ。しかし精神疾患であり診断が非常に難しいという問題もあり、医師によって判断基準も異なるようだ。レポートに登場した母親は、自分の子供が双極性障害と診断され、薬を処方されたので飲ませていたら子供が亡くなったという事件に巻き込まれた。検察側は過剰投与が死亡原因として父親母親両方とも殺人罪として起訴している。しかし母親は医師に処方された量を投与しただけとして反論している。薬を投与せずに行動を改善するトレーニングを受けさせて症状の回復を行うという治療方針の医師もいるようだ。