一人当たりのGDPでは世界は違って見える

Economics focus : Grossly distorted picture (The Economist)
日本の景気回復が鈍いことは周知の事実であるが、一人当たりのGDP成長率を見るとG7の中で日本は第二位の高さにある。ちなみに一位は英国だ。一人当たりGDPこそが生活水準を示しているだけに、なぜ一人当たりGDPは軽い扱いなのか。人口推定が難しいというのは理由にならない。GDP推定のために付加価値を算出するほうがよほど困難な作業だ。日本でもGDP成長率ではなく一人当たりGDP成長率を政府がもっと大きく取り上げれば、消費マインドも好転するかもしれない。