ドキュメントスポーツ大陸 スポーツ史の一瞬 金メダルへのイメージトレーニング 〜ロス五輪体操 具志堅幸司〜

一度見たが非常に面白かった。トップを極める人物は何事からも学ぶ姿勢を崩さない。アキレス腱を断絶して入院したときには、病院のベッドで上半身の強化、イメージトレーニングを行っているし、出場することになったモスクワ五輪がボイコットで欠場する羽目になったときには、コンサートや芝居を見て、観客の心のつかみ方、間の取り方を学んでいる。やっと出場できたロス五輪ではプレッシャーで体操ができなくなったらしいが、恩師と一緒に能を見て、演技はメダルを取るために行うのではなく、神へ奉納するためだと悟り、プレッシャーを追い出すことに成功している。
「ハルチ・ウムチ・ツズチ」という呪文を演技の前につぶやくことで精神集中を行うことや、暗示放尿(放尿と一緒に自分の悪いところを全部体外に排出してしまうようなイメージ)はスポーツ選手以外でも利用できそうだ。