サブプライム問題の影響が少ないはずの日本株が下落するのは

Japan's markets : Why us? (The Economist)
日本の金融機関もサブプライムモーゲージの損失を抱えているものの、その額は少ないと見られる。しかし株式市場の下落率(ドルベース)は、欧米を上回るものだ。背景には、海外の要因というよりも、国内経済の見通しの悪化がありそうだ。消費が伸び悩んでいることや、輸出・設備投資といった今までの景気回復を支えてきた分野が鈍化していることなどが挙げられる。また偽装問題を受けて法改正を行った結果、役人の負担が大きくなり建設許可が遅くなり、新規のビル建設の着工が大幅に減少しているという問題もある。サラ金金利規制により資金借り入れが難しくなり、消費を抑えているという面もある。