ヨーロッパにおける移民問題

Europe and immigration : The trouble with migrants (The Economist)
EU拡大に伴い、東ヨーロッパから多くの移民が西ヨーロッパに流入している。そのため西ヨーロッパでは移民に対する警戒感も浮上しており、最近の選挙では移民に対して厳しい態度を打ち出す政党が躍進している。特にこの傾向は経済成長が弱い国で顕著だ。経済成長率が高い国では、職が豊富にあるため移民に対する不安も少ない。また東ヨーロッパでは移民発生による労働力不足で賃金が上昇しているために、母国に戻る傾向も見られる。西ヨーロッパでは人口の高齢化に伴い、労働力が不足する時代になることは確実であり、移民は少ない労働力を補うのに欠かせない。