Ethanol Craze Cools As Doubts Multiply (WSJ)(2007/11/28)
ブッシュ政権がエタノールを代替エネルギーの主役に据えたために、エタノールブームが発生していた。工場の建設ラッシュやとうもろこしの価格上昇などが発生している。しかし穀物価格の上昇は、畜産農家や食品会社を苦しめており、石油会社もエタノールを優遇する政策を快く思っていない。そこでこれらエタノールに反対する関係団体が共同歩調をとって、エタノール政策の修正を求めている。環境保護団体も、とうもろこし栽培において農薬が大量に用いられるため、環境破壊が生じていることを批判している。エタノール価格も急落しており、原料のとうもろこしの価格上昇とあわせて、利益率が落ち込んでいるという状況になっている。
