社会起業家の挑戦「途上国を救うネット融資」

たまたまテレビを見ていたらやっていた。Kivaという団体の紹介。聞いたことがあるかもしれない。この団体がユニークなのは発展途上国に援助する仕組みだ。単にお金を渡すだけではなく、融資という形態でお金を提供する。貸し手はウェブサイトに掲載された借り手のプロフィールやビジネスプランを見て融資するかどうかを判断する。一口25ドルで貸し手は資金を提供する。融資と言ってもそれほど大規模なものではない。数百ドル程度だ。しかし発展途上国では大きなお金であり、資金を手に入れることができないことが貧困から抜け出すための大きな障害になっている。
プロフィールのページにはコメントを書くこともできるので、貸し手と借り手の絆(kiva)が強まってゆくという効果もある。番組中では紹介されていなかったものの、貸し手がコメントを通じて借り手にビジネス上のアドバイスをするといった場合もありそうだ。金利を徴収しないようだが、誰が貸してくれたのか顔が見えることも返済意欲を強めているように見える。


http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20060522/p4で書いたが、Prosper.comも同じような仕組みだ。ただし、こっちは社会起業家という色彩は薄いようだ。