Venture Firms vs. Investors (WSJ)
ベンチャーキャピタルの運用成績は全体の平均を見ると、それほどでもないようだが、トップクラスのファンドマネージャーは良好な成績を上げている。そのため投資家とトップクラスの運用会社(KPCBやセコイアキャピタルなど)の力関係を見ると、運用会社に有利な状態になっている。運用会社としては多くのファンドを立ち上げることで一層多くの手数料収入を狙っており、最近は必ずしもベンチャー企業に投資するわけではないファンドも設定している。たとえば中国に投資するようなファンドだ。しかし投資家(大学基金や年金基金など)は、このようなファンドにはあまり確信は持てないのがホンネのところだ。しかし投資しないと、本当に投資したいベンチャーキャピタルの募集時に顧客リストから外される可能性があり、ジレンマに立たされているという。
