本を探す

この前のジョージ・ソロスのインタビューを読んで触発されたので、「科学哲学の冒険」を再読しようとしばらく探しているものの、全然見つからない。4月に買ったばかりなのに。と書いたところ、本棚から見つかった。「科学革命の構造」と同じ場所に置いたような気がしたので、探してみたら見つかった。灯台もと暗しである。

投資に際して、科学哲学・科学史は非常に大事なのではないかと思う。その時代の通念があっけなく崩壊していったことを学ぶと、現在の通念・風潮に対する警戒心や懐疑心が生まれるのではないか。これこそが投資においては欠かせない資質ではないかと思っている。
この前のジョージ・ソロスのインタビューでは、市場は市場参加者の誤解で成り立っていると述べていたような気がするが、「誤解」は「解釈」と読み替えてもいいのではないか?どのように解釈するかは、時代精神が大きく左右するのだろう。

最近「産業人の未来」をちびちび読んでいるが、オープン・ソサエティと同じことを言っているのではないかという気がしている。ソロスはドラッカーに関してどのような評価をしているのか興味があるところだ。