20070422

カナダの年金基金は、プライベート・エクイティファンドに出資するだけでは飽きたらず、自ら企業買収に乗り出し始めた。カナダ最大の通信会社であるベル・カナダの買収を狙っている。ファンドに出資する場合と比較して、自ら買収に乗り出した場合は運用報酬を削減できるというのが大きなメリットだ。カナダのように年金基金が自ら買収に乗り出すのは他国ではあまり例はない。そもそもそのような行為を認められていない場合が多い。

Buy-outs in Canada | DIY | Economist.com
(The Economist)(2007/04/19)(Finance)(761 words)(Rating:4)
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private-equity (14.52) pension (12.54) bce (12.26) bertram (10.46) gas-distribution (9.52)

気象予測は、予測自体が商品相場の流れに大きな影響を与える。そこで登場したのがMarketFirstというサービスだ。米国やEUの気象予測機関の予測を予測するというサービスだ。年間9万ドル以上するがすでに顧客がついているという。米国やEUの気象予測機関が発表する予測にはあるバイアスがあるらしく、このバイアスを利用することで予測がどのように変化するのか分析しているという。ただ多くの市場参加者がMarketFirstを利用するようになると、情報としての価値は低下する。そうなるとMarketFirstがどのように変化するのか、その予測に注目しなくてはならない時代になるのかもしれない。

Energy trading | Weather patterns | Economist.com
(The Economist)(2007/04/19)(Finance)(397 words)(Rating:4)
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scharf (14.09) weathermen (12.48) apr (9.52) chillier (9.23) forecasts (8.72) forecast (8.07)

予想の変化を予想。まあ株式投資でもEPSのコンセンサスの変化が株価に影響を与えるから同じようなものか。

日本の景気回復は設備投資が牽引している。しかしいつまでも設備投資が経済を引っ張るわけにもいかない。個人消費へ牽引役が交代する必要があるが、なかなか予想通りには個人消費は伸びてこなかった。しかしいよいよ個人消費に火がつきそうな感じだ。失業率が低下したために、実質賃金にも上昇圧力がかかってくると見られる。また正社員の雇用が増えてくるため、労働者の所得が増加する(ボーナスがもらえるため)。また定年退職で多額の退職金を受け取る団塊の世代による消費も経済を引っ張りそうだ。

Japan's economy | Over to you, big spender | Economist.com
(The Economist)(2007/04/19)(Macroeconomics)(721 words)(Rating:4)
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baby-boomers (16.49) portlier (9.52) ploughed (8.31) deflation (8.24) consumption (8.24)

The Economistは結構前から日本の個人消費が伸びるといったことを指摘していたような気がする。