コンテナ物語ーー世界を変えたのは「箱」の発明だった

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

amazonで購入。ちょうどアマゾンのギフト券があったので、期限切れにならないうちに購入してしまった。図書館で借りた本もあるし読みたい本が一杯である。

1ヶ月の書籍代は1万円以下にしたいという目標は早々に挫折。

                                                                                                                                                                                                                                                                           




[英文読書]20070127

  • マクドナルドはフランスでは嫌われているかのように思いきや、そうではない。逆に世界的に見てもフランスのマクドナルドは優等生なのだ。米国に次ぐ高収益の市場なのである。反対に儲からない市場が英国である。このフランスのマクドナルドを率いてきた人物が、欧州全体のマクドナルドの経営を進めている。現地色を強めることが経営の大きな柱だ。経営も現地出身の人材に任せている。イメージが悪いマクドナルドでの仕事を公開することでイメージアップも図っている。
    フランスのマクドナルドが収益性が高いというのは非常に意外だ。
  • ヘッジファンドプライベート・エクイティファンドの上場をめぐって、英国とオランダが対決している。オランダがこれらのファンドの上場で先行したことに危機感を受けた英国が巻き返しに出ているためだ。英国ではファンドの上場に際して障害となっていた規制を緩和するにまで至っている。ファンドが上場を目指すのは、解約で逃げていくことができない資金を獲得するためである。上場しているファンドへ投資するほうが機関投資家にとっても問題が少ないというメリットもある。

  • 製薬業界を取り巻く厳しい環境。主力薬品の特許切れが目前に迫る中、新薬開発も難航している。ファイザーが代表例だ。新薬開発のコストも上昇を続けている。製薬業界は垂直統合型の構造を取っているので、分業化を進めることで効率を改善できる可能性もある。欧州や日本で薬価規制を行っている中、薬価が自由市場で放任されていたのが米国だ。そのため製薬会社は利益の多くを米国市場から吸い取ることができた。しかしこの構造も、医療費削減を目指す民主党が議会を支配したことから変わる可能性もある。薬品業界にとって、イノベーションは新薬そのものを指すにとどまらない。パッケージングや薬剤をどのように体内に乗り込むか、その方法でもイノベーションを遂げることができる。製薬会社は多くの資金を投じてブロックバスターと呼ばれる大型新薬を生み出そうとしているが、このシステム自体が過去のものとなっているのかもしれない。患者にあわせて薬剤を作り上げるパーソナルな薬品の可能性が高いと見られるためだ。