中国で国民的人気を集めている、ある医者の話。この医者は患者負担を少なくするために、安い薬を紹介したり、治療よりも予防に重点を置いた活動を行っている。しかしこの行為は同僚の医師や病院から強い反発を受けている。というのも、中国の病院では高い検査や薬剤を患者に売りつけることで、医師はキックバックを得ているためだ。そんな事情があるので、医療費の節約を促す同医師には反発が高まる訳である。中国政府は、基本的な治療をコスト割れで提供させる代償として、その他の治療や検査・薬品に対しては利益の一部を病院や医師が獲得できるシステムを導入している。その結果、中国では無意味な薬剤が大量に投入され、医療費に占める薬剤価格が他の国を大幅に上回る状態になっている。政府もこのような状況を回避しようと考えているものの、地方政府や病院の反対で有効な手段を打ち出せずにいる。
In China, Preventive Medicine Pits Doctor Against System
(WSJ)(2007/01/16)(BRICs)(2,274 words)(Rating:5)
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hu's (22.08) weimin (15.02) hypertension (13.36) hospital (12.48) yuan (11.56) wu (11.50)
こんな記事を読んでいると、皮肉なことに今の中国に必要なのは社会主義ではないかという気がした。(WSJ)(2007/01/16)(BRICs)(2,274 words)(Rating:5)
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hu's (22.08) weimin (15.02) hypertension (13.36) hospital (12.48) yuan (11.56) wu (11.50)