タイの前首相であった、タクシン氏の親族が経営していたのが、通信会社のShinである。同社は今年初めにシンガポールの国営投資会社であるTemasekに買収された。この事件がタクシン氏を失脚させる軍事クーデターにつながることになる。先日のタイにおける資本規制導入の余波で株式市場が急落しただけに、Shinの株式も割安に見えるが、アナリストは手出しするのは避けた方が良いと主張している。というのもShinはタクシン政権から様々な恩恵を受けており、現在この問題に関して調査が進んでいるためだ。いったん、これらの恩恵がなくなると競争力・収益力はかなり低下するのは必至だ。また上場を維持するために、浮動株を増加させる必要があり、これが株価を押し下げる可能性もある。
For Temasek's Thai Holdings, Troubles Might Be Far From Over
(WSJ)(2006/12/27)(Heard in Asia)(919 words)(Rating:3)
Readability: fog=15.12 flesch=41.61 kincaid=11.74
ais (33.58) temasek (24.11) shin's (22.07) shin (18.79) hookway (17.19) baht (16.38)
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ais (33.58) temasek (24.11) shin's (22.07) shin (18.79) hookway (17.19) baht (16.38)
中堅エネルギー会社のAnadarko Petroleumの株価は年初から見て下落している。同じぐらいの規模の同業他社が上昇しているのとは正反対だ。背景には同社が積極的な買収を行ってきたことがある。その結果、債務が高水準に達しており、増資が行われるのではないかとの懸念があった。経営陣はその後、資産売却を進め債務水準も引き下げることに成功し、増資への懸念も和らいでいる。同社の懸念材料はまだ存在しており、メキシコ湾での海上油田での操業がトラブルになり、コストが増加していることや、バランスシートに計上していた油田の推定埋蔵量を引き下げるといったことがある。しかし同社には大きな強みもある。メキシコ湾での油田は現在ブームとなっており、多くの新たな油田が見つかっている。しかし問題となるのがリグ(掘削機)が手当てできないことだ。同社はリグ不足にいち早く目をつけることで長期間のリース契約を締結している。その結果、リグを武器に他社と有利な条件で油田に投資できるようになった。
The Rig Stock: Anadarko's Bet
(WSJ)(2006/12/27)(Heard on the Street)(952 words)(Rating:4)
Readability: fog=14.18 flesch=42.25 kincaid=11.41
anadarko (34.88) anadarko's (22.20) deep-water (17.69) rigs (17.41) ropp (14.04) devon (12.44)
(WSJ)(2006/12/27)(Heard on the Street)(952 words)(Rating:4)
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