- The Mind Of A Serial Killer ワシントン州で発生した連続殺人事件。長い間解決には至らなかったが、DNA鑑定などの新しい技術の登場により、ようやく犯人が逮捕された。しかし警察がにらんでいた事件のうち確証を得ることができたのはごく一部だったので司法取引を行うことになる。死刑は逃れることができるという取引の条件として、長時間に及ぶ尋問を行うことになった。淡々と殺人を語る犯人。解明された事件はあったものの、動機は結局あやふやなまま明らかにされない。サイコパスなのかもしれない。子供のころの体験が事件に結びついているかもしれないとの指摘もあったが、今読んでいる本を考えると遺伝の影響も想像してしまう。初めて知ったが、米国では殺人には時効は存在しないらしい。
- A Decision To Die このレポートも連続殺人鬼に関するもの。死刑を受けるべきかどうか、受刑者以外の周りが大騒ぎしているという変な話。受刑者は遺族の苦しみに答えるために死刑を受けたいと主張しているが、弁護士は反対した。反対した弁護士は解任され、クライアントの死刑を助けるという妙な役割を別の弁護士が引き受けることになる。解任された弁護士は死刑に反対するために、受刑者が精神障害でまともな判断力を有していないと裁判所に主張、死刑の延期を求めている。(結局死刑は執行されたらしい)
- Philip Seymour Hoffman Gets Candid 映画「カポーティ」でトルーマン・カポーティを演じたPhilip Seymour Hoffmanのインタビュー。映画自体は今週より日本で公開されるという。映画の宣伝のためにあえて今の時期にこのレポートを放映したのかもしれない。映画はトルーマンが「冷血」を執筆していた舞台裏を描いたものらしい。「ティファニーで朝食を」ぐらいしか読んだことはないので、カポーティはあまりよく知らないのだが、日本でいうと川端康成のようなタイプの文豪なのかもしれないとこのレポートを見ていて感じた次第だ。