20060924

  • ワールドカップ勝戦では、イタリアのデフェンダーに頭突きして即退場となったジダンだが、広告塔としての価値は低下していないようだ。頭突きの映像や話題が世界中に広まることにより、知名度がさらに高まっている。もちろん、今までの優れた実績が大きく物を言っているという側面も大きい。ジダン選手と契約している会社の間でも広告から外すという動きは見られない。

  • 米国の出会い系サイトの最新事情。メンバーのレビューを行う機能が多くの出会い系サイトに登場している。プロフィールやデートでの態度などをメンバーが評価して採点することができる。そのため間違ったプロフィールを書いていたり、メールの返事が来なかったり、デートでおかしなことをやらかすと即、レビューに反映されてしまう。レビューが低いとデートできる可能性も低くなってしまうので、大きな問題だ。そのため、出会い系サイトで魅力的な相手を見つけるために参加したつもりが、サイト内での自分の人気を高めるのに心血を注いでしまうという結果になってしまう人も出てくる。ごく些細な問題があとあと尾を引くことになるので、メールの返事一つでもおろそかにはできない。サイト運営者によると、レビュー機能により、ユーザーに説明責任を持たせることが可能になるとしている。またレビューが低いユーザーもこまめに努力することで改善することは可能だ。
    この記事の中には、離婚した母親を気遣って、子供が出会い系サイトで新しい恋人を見つけるようにアドバイスされた女性のエピソードがあった。日本では考えにくい話である。
  • ヤバい経済学。院内感染でなくなる患者の数は多い。そのためには病院のスタッフの手洗いが欠かせないのだが、あまり守られているとは言えない。特に看護婦と比較して医師の手洗いの遵守状況が非常に劣っている。原因としては、手洗い設備が不便な場所に設置されていたり、医師が手洗いを過小評価しているという事実などがある。ある病院では、政府による査察の前になんとか手洗いの比率を引き上げるために、様々な工夫を行った。最初はメールなどでお願いをするというもの。その後は医師に消毒剤を配布するという行動に出た。その後は、手洗いしていない医師を責めるのではなく、手をきちんと洗っている医師を見つけてスターバックスのクーポンを配るようにした。この作戦はうまくいったが、それでもまだまだ比率は低い。最後の切り札として、医師の手をシャーレーに押し当てて、そのシャーレーに付着した細菌を培養して見せた。その結果は、かなりおぞましい物で、その画像を病院のパソコンのスクリーンセーバーとして配布すると、手洗いは劇的に上昇したという。多くのデータよりも、一つの画像イメージが行動を大きく変化させるという好例である。
    全然ヤバくない内容。私も今年になってから、手を洗う回数を増やしている。うがいも同じく。感染症を予防するためには手洗いとうがいが効果的だと読んだからだ。本当は石けんで洗わないとあまり効果はないそうだが。液体石けんのディスペンサーを買おうと思いつつ忘れている。
  • 英国サッカー選手の移籍に伴う規制は違法ではないかとの指摘。クラブは長期間の契約を選手と締結し、移籍する際には多額の移籍金を受け取る。このシステムはクラブ間の戦力を均衡化させ、試合を面白くするというが、現実にはそうなっていない。金持ちのクラブと貧乏なクラブの格差は大きく、それはリーグでの順位にもそのまま反映されている。