20060621

  • 中国の通信機器メーカーであるZTEが短期的ではあるが厳しい立場に立たされている。同社はライバルのHuaweiと比較して国内での比率が高い。現在中国では次世代携帯電話への移行が検討されており、いくつかの規格のうちいずれを利用するか最終検討が進んでいる。しかし予想以上に正式発表が遅れているために、同社の受注にも悪影響が出ている。少なくても現時点では複数の規格が用いられるものと見られており、そのうちの一つは同社が開発にも関わったTD-SCDMAである。同社は中国の固定線通信会社や政府との関係も強い。最近では国内だけではなく海外市場にも積極的に進出している。

  • ローライズのだぼだぼズボンが若者の間でははやっているが、これが警察官には役に立っている。このようなズボンをはいた若者が犯罪を犯して逃げるとき、ズボンがずり落ちてしまうので速く走ることも、ジャンプすることもできないためだ。そのため警察官には捕まえやすくなる。このようなだぼだぼズボンは最初は黒人の間ではやっていたが、最近では豊かな白人層にも広がっている。
    この記事には笑った。WSJの人気記事になっている。そんな逃走しにくいズボンを履いて盗みをするなよって感じだ。警官にとっては楽な相手だ。
  • マクドナルドが中国でドライブスルーを大規模に展開することになった。ガソリンスタンドを経営するSinopecと提携してガソリンスタンドに店を併設する予定だ。中国では食事は家族そろって味わうものという習慣が強く、米国のようなドライブスルー文化はまだまだ発達していない。しかし自動車社会の形成と中産階級の浮上、経済成長に伴いますます忙しくなる中国人のライフスタイルにより、今後はドライブスルーが発展するとの期待が高まっている。マクドナルドは中国ではシェアを減少させており、先行するライバルKFCに対抗するためにもドライブスルーは大きな意味を持つ。中国のマクドナルドでは独自メニューが多い。一番の売れ筋は米国と異なり、チキンである。ライスバーガーといった商品も用意されている。
    たしか日本のマックにはライスバーガーはないな。モスにはあったかもしれないが。
  • 携帯電話会社の新規参入が相次いでいる。自らネットワークを保有するのではなく大手携帯電話会社からリースして、その回線に独自コンテンツを載せて加入者に提供するというビジネスモデルを採用している。今年はESPNESPN Mobileを、ViacomなどがAmp'd Mobileを立ち上げた。しかしいずれも苦戦を強いられている。すでに携帯電話市場は飽和状態であり、独自コンテンツでどの程度の加入者を獲得できるのか疑問視されている。ネットワークをリースするために設備投資のコストは低いものの新規参入業者は多額の宣伝費を費やしている。日本などのアジアでは大きな市場に成長しているモバイルでのマルチメディアコンテンツが米国でも普及すると期待しているものの、この手のサービスは新規参入業者の専売特許ではない。Verizonなどの大手携帯電話会社も簡単にまねることができるのだ。