20060427

WSJに日本の消費者金融の話題が掲載されていた。金利や借り入れ金額を規制するよりも取り立て方法に対する規制を厳格に実行しないと被害者は減らないのではないか。借り入れ金額の大きさよりも不当な取立てがサラ金を苦に自殺する大きな理由ではないかと思う。

  • マイクロソフトがMassiveというゲームソフト向けの広告配信企業を買収する計画を進めている。マイクロソフトは様々なメディアでの広告をパッケージとして広告主に提供する考えのようだ。Massiveはネットを通じて、現在のところはPCゲームソフト向けに広告を提供している。ネット接続が普及するにつれて広告市場も拡大すると見られている。ゲームソフトは広告を掲載するための場所をあらかじめ用意しておく必要があるが、広告を掲載することで収益の一部を得ることができる。今までのゲームソフト内部の広告では一度ソフトウェアに組み込まれるといつまでも同じ広告が表示されるので内容が古くなってしまう。しかし同社のシステムではネットで常に最新の広告を掲載することができ、プレーヤーの属性により表示する内容も変化させることが可能だ。今後はPCゲームだけではなくXboxやPSなどのコンソール向けの市場が拡大すると期待される。
    カーレースなどでは広告も有効かもしれないが、歴史物のゲームでは広告も難しいだろう。信長の野望の中にサラ金の広告が出てくるという事態は考えられない。
  • ロンドンで狐による被害が増加している。ロンドンだけでも1万匹以上の狐が生息していると見られている。ロンドンがどんどん拡大していくにつれて狐が都市内部に入ってくるようになった。庭に入り込んで植木をむちゃくちゃにしたり、ケーブルをかじったりなどの悪行を繰り返し住民にとっては悩みの種である。狐に対するハンティングが一部禁止になったことが狐の増加につながっているのかどうかは今のところ不明だ。狐対策は被害者に任されているというのが現状である。自治体はなにもやってくれず、害虫駆除の会社も狐に対してはあまり期待できない。動物愛護の精神が強いイギリスでは狐駆除は大きな問題になりかねないのだ。そこで住民達はフェンスを立てたりしているものの、穴を掘って潜り込んでくるものもいるので効果的な対策方法はないようだ。
    東京ではカラス被害、ロンドンでは狐被害。街中を狐がうろつくという光景は想像できない。
  • 携帯電話で送金できるサービスが登場している。PayPalはモバイル版を投入し、PayPalの口座を持っているユーザーはだれでも無料で利用できる。またTextPayMe はメールを利用してどの携帯端末からでも送金することを可能にしている。Obopayはソフトウェアを携帯にダウンロードすることで総員サービスを実現した。またクレジットカード会社は、クレジットカード情報を携帯の中に保存しておくことで、小売店で財布を出さずに携帯電話のみで決済を行える仕組みも導入している。ただ小売店側で特別な機械を設置する必要があるので、欧州やアジアのような先行している地域よりは米国は出遅れている。またクレジットカード会社が提供しているサービスと、PayPalなどが行っている送金サービスは競合する可能性も低い。後者はカードを持っていることを前提にしていないためだ。