20060425

日曜日のNew York Times MagazineのカバーストーリーはGoogle。中国進出に際して直面する問題を取り上げているようだ。興味深い記事だと思うが8000ワードととんでもなく長いので多分読まないだろう。
サンマイクロのマクネリCEOはやはり退任するようだ。Heard on the Streetの予想通りになった。

  • ワシントンの政界には二つのソフトボールリーグがある。議会関係者などがチームを結成して対戦する。上院関係者のチームで構成されるSenate leagueと、下院関係者のチームが大勢を占めるCongressional Softball Leagueの二つである。Congressional Softball Leagueは必ずしも議会関係者だけに限定されておらず、近所のレストランの従業員も参加している。このCongressional Softball Leagueではワシントンの政界では珍しく、共和党民主党が仲良くソフトボールをプレーしてきたのだが、昨年分裂した。民主党コミッショナーが主導しているリーグの運営方法に共和党チームの多くが異を唱えて離脱したためだ。離脱し別のリーグを結成している。問題となったのはプレーオフの進行方法であった。通常、プレーオフはレギュラーシーズンの成績に応じて上位のチームは下位のチームと対戦する。上位チーム同士が初戦でつぶし合いをしないためだ。しかし民主党コミッショナーの方法は、レギュラーシーズンの成績に関係なく対戦を決めるというもので、上位チームを不当に低く扱っていると共和党チームは不満を漏らしていた。不満を伝えてもコミッショナーは特に譲歩する構えを見せなかったために分離独立することになった。

  • もうすぐComcastTime Warnerなどの大手ケーブルテレビ会社の第一四半期の決算発表が始まる。かなり好調な業績が発表されるとの期待が高まっており、すでに株価は上昇を示している。ケーブルテレビ会社は過去数年間は、衛星テレビ会社や電話会社からの競争圧力の高まりが懸念されており株価は下落していた。今回の決算発表が株式市場におけるケーブルテレビ株の見直しにつながるのではないかとの期待もある。業績が好調な理由は、衛星テレビ会社による営業攻勢が一段落したことや、ケーブルテレビ会社が提供している電話サービスの加入者が増加しているためである。電話会社も対抗策として電話回線を用いてテレビ放送を提供しているがまだ加入者はごくわずかである。そのため市場における競争激化という懸念は過大評価されているとの声もある。

  • 航空機メーカーのエアバスは、航空会社に対してある提案を行っている。立ち見席を設けるというものだ。背もたれは用意されており、体はベルトで固定されるがいすをなくすことで多くの乗客を乗せることができる。今のところまだこの提案を受け入れた会社はないようだ。しかし航空会社は燃料費が上昇する中で、いかにエコノミークラスに多くの客を詰め込むか知恵を絞っている。座席を製造するメーカーに対して、よりコンパクトないすを作るように求める場合もある。いすがコンパクトだと多くの座席を詰め込むことができるためだ。エコノミークラスに多くの座席を詰め込む中、ファーストクラスやビジネスクラスではスペースを拡大し、様々な設備を設けている。このようなサービスは広告で大々的に宣伝されている。
    立ったままのフライト。これでハワイには行きたくないな。1時間程度の短距離路線しか導入できないだろう。