20060227

以下の記事を読んだ。多いのでダイジェストで。

  • 元大統領のジミー・カーターが作家として大きな成功を収めている。同氏は多くの本を執筆しており、ベストセラーリストにも多数の本を送り出している。大統領の回顧録といったありきたりなものだけではなく、子供向けの本から詩集、小説までと執筆する書籍のジャンルは幅広いのが特徴だ。同氏は大統領時代と同じく細部にまで口を出すスタイルを維持しており、表紙のデザインやマーケティングにまで目を配っている。積極的に自著の宣伝を行い、様々な書店でサイン会を開いている。このようにサービス精神が旺盛なところも書店にはありがたい存在である。同氏が執筆活動を始めたのは、大統領退任後の財政状況であった。ピーナツ畑の経営が思わしくなく、書籍で収入を得ることが急務だったのだ。
    初めて知った。政治家としては評価はよくないらしいが、作家としては広い人気を集めているというのが面白い。
  • 様々なものを収集するコレクターが存在するが、家族にそのコレクションを理解してもらうことは難しい。そのためコレクターは自分が死んだ後にコレクションがどうなるのか心配になるものもいる。ゴミとして捨てられたり、二束三文でたたき売られたりするのではと不安になるのだ。昔と違い今の若い世代は何かをコレクションするという趣味があまりない。ベースボールカードを集めるのは子供ではなく、大人なのだ。コレクターの愛好家の集団では、メンバーが亡くなったときのために、コレクションを保全する方法を講じるところもある。また若い世代のコレクターを増やすために、特別なレクチャーを行ったり、若手がオークションに参加したときには落札しやすいように年配者がビッドを引き下げるという行為も見られる。

  • iPodの開発にも貢献したアップルの元エンジニアであるPaul Mercer氏が、今度はサムソン電子と共同でMP3プレーヤーを開発している。これはiPodの対抗機種となるもので、3月にも市場に投入される予定だ。同氏は長年アップルで開発に携わっており、Newton以前にペン入力のコンピュータの試作品まで開発していた。その後は独立し、Pixoという会社を創業、この企業はiPodのソフトウェアを開発したという経歴がある。Pixoは結局Sun Microsystemsに買収された。同氏は再び企業を設立し、ハンドヘルド機器のソフトウェアなどの開発を行っている。その一環がサムスンからの仕事だ。

  • コニカミノルタに注目するアナリスト。同社は先日、赤字続きだったカメラやフィルム部門から撤退すると発表した。この部門は同社の売上に占める比率は高いものの、価格競争が厳しく多くの赤字を計上していた。アナリストはこの動きを評価しており、今後の同社の業績を強気に見ている。同社はコピーやファックスの複合機が好調であることや、DVDプレーヤーなどで利用されるレンズで高いシェアを有しており、このような好材料には市場はまだ反応していないと指摘している。不採算部門の切り捨てにより、同社のROEはリコーやキャノンを上回る水準にまで上昇すると見るアナリストもおり、そのため同社は業界平均以上のPERで評価されるべきとの声もある。