20060129

以下の記事を読んだ。

  • インディ映画に大手映画スタジオが熱い視線を注いでいる。現在の映画ビジネスでは多額の資金を投じた作品か、小規模な作品がヒットしており、その間の中規模の作品はリスクが高まっている。またアカデミー賞にノミネートされる映画の中でもインディ映画が増加している。インディ映画でも投資資金に対して多額の収入を稼ぐ映画も出ており、大手映画スタジオ間での配給権獲得の競争も激しい。昔のインディ映画と異なり、現在はより作品も派手になっている。一流の俳優達もオスカーのノミネートを目指して破格のギャラで出演に応じている。現在行われているサンダンス映画祭では映画の配給権の獲得を巡って商談が盛んに行われている。

  • オークションサイトのeBayでは多くの偽物が売買されている。この事実に対してろくな対策を行っていないeBayに対してユーザーやメーカーが行動を起こしている。ティファニーは自社の商標が侵害されたとして、ティファニーの偽物を出品させたeBayを訴えた。また偽物を購入させられたユーザー達は自ら団体を結成し、自力で調査活動に乗り出している。多額のお金を出して偽物をつかまされた場合は、ユーザーも返金してもらうために行動すると思われるが、安い価格では手間を考えても泣き寝入りするケースが多いと見られている。そのためeBayは偽物の出品を放置して手数料を稼いでいると批判されているのだ。 eBayは自らは単に売買の場を提供しているにすぎず、売買されている商品が本物かどうかまでは確認できないと主張している。もしティファニーが裁判で勝利するようなことになると、サイト上でのeBayの確認の手間が大幅に増加することになり、ビジネスモデルが機能しなくなるとの懸念もある。

  • 月曜日にイラクは第二次大戦後初めての国債を発行した。満期は2028年である。主幹事はJP Morganであるが、この国債にはまだ格付けがない。原油価格を予測するだけでも難しいのに今後のイラク政府がどうなるかまでは予測するのはかなり困難である。現在の利回りは9.25%であり、エクアドルと同程度の利回りである。
    格付けなしに取引するのはかなり難しいだろう。一応米国の暗黙の保証があると見られているようだ。