なぜ資本主義は暴走するのか―「株主価値」の恐るべき罠

なぜ資本主義は暴走するのか―「株主価値」の恐るべき罠

なぜ資本主義は暴走するのか―「株主価値」の恐るべき罠

ブックオフで見かけたので購入。少しだけ読んでみた。
企業経営者たちが、株価に振り回されるようになった歴史を描いている。驚いたのは70年代以前には企業経営者は株価をあまり気にしていなかったという点。今からは想像できない。ストックオプションで給与を支払うという考えは1920年代からあったらしいが、かなり突拍子もないものだと考えられていたようだ。バフェットの師匠であるグラハム・ドットもこれには違和感を見せていたようだ。
401Kが最初に法制化された時には、確定拠出年金の仕組みとしてイメージされていなかったというのも興味深い。あるフィナンシャル・プランナーがアイデアを思いついたらしい。