20050828

以下の記事を読んだ。
・音楽業界に続いて、映画業界もネットでの海賊行為に悩まされている。映画封切り直後にネットに違法コピーがアップロードされてしまうのだ。複数人で構成されるグループが映画館でデジタルカメラを用いて映画を撮影し、それをアップしている。中には映画館の関係者が関わっていた場合もある。映画会社は対抗策として映画の中にすかしを入れることでどの映画館から流出したのか特定できるような仕組みも導入しているが、すかしを消去する方法も存在しているようだ。この手の海賊行為に関わるのは2種類のグループがある。単に名声を獲得したいが故にアップする連中と、営利目的で物理的なDVDを作成する連中である。 DVDディスクはアジアなどで製造され、それが本国では堂々と販売されている。組織犯罪が関わっていることも多い。ネットの普及とそれによる消費者の行動の変化にもかかわらず、映画業界の対応が遅いことが海賊行為の横行につながっているとの指摘もある。合法的にオンラインで映画を配信するサービスを始めていないためだ。これはiTMS以前の音楽業界と同じ状況にあると言える。