20050827

以下の記事を読んだ。
・インターネット電話の市場が急速に成長している。この市場が誕生したのは10年以上前のことでその当時はNet2Phoneなどの企業が、パソコン間での電話サービスを提供していた。サービスの品質も悪かったのであまり普及はしなかった。しかし現在のインターネット電話はブロードバンドの普及を背景に、品質も急激によくなっている。しかも通常の電話にアダプターをつけるだけで利用できる。この市場のリーダーなのが新興企業であるVonageだ。しかしAT&TやVerizon、加えてはTime Warnerなどのケーブルテレビ会社の参入もあり、通話料は急落している。インターネット電話市場は規制が存在しないために、参入が容易で、海外企業も簡単に参入できる。このような状況の中でVonageも厳しい立場に立たされている。海外市場に目を向けているものの、競争力のある通話料を実現するのは難しい。そのため料金よりも品質・サービスで勝負する構えだ。また年内にもIPOを行う予定を立てている。


iTunes Music Storeはオンライン音楽配信サイトとして大成功を収めたが、大手音楽業界ではiTMSApple Computersに対する不満も高まっている。先日日本でiTMSがオープンしたが、Sonyは楽曲を提供しなかった。この出来事は、米国のiTMSのライセンス契約更新交渉が始まる今年の秋の展開を先取りしたものかもしれない。レコード会社は99セントという単一の価格帯を不満に感じている。しかし複数の価格帯を設けてしまうと、顧客が混乱し、再び違法なファイル交換に向かってしまう可能性も指摘されている。そしてレコード会社が抱える別の不満は Apple ComputersがiTMSiPodにしか解放していないという点だ。他のデバイスにも解放すると市場がもっと拡大するのではないかというのだ。 iTMSでの利益より、iPodの利益の方が大きいために、iTMSで楽曲を販売するインセンティブAppleには欠けているのではないかと見る向きもある。


・現在、整備工たちがストライキを行っているノースウェスト航空。同社では代替要員を急遽雇用して、組合に対抗している。その代替要員の一人を紹介。経験豊富な代替要員が容易に見つけることが、整備工の組合の交渉力を大幅に低くしている。航空業界では同時多発テロを受けた航空不況を受けて、大幅な人員削減を行っていることが、代替要員のプールを生み出している。


・トーストしたサンドイッチの人気が高まっている。ヘルシーなイメージも人気を後押ししている。しかしできるだけ早くお客に商品を提供しなくてはならないファーストフードチェーンにとっては難しい問題もはらんでいる。というのもトーストする時間が必要になり、その分処理できる客数が減少してしまうためだ。最初に本格的にトーストしたサンドイッチを提供したのが、サブウェイである。同社はできる限り早くトーストするオーブンを探し、TurboChefという会社のオーブンを利用している。このオーブンは20秒程度でトーストすることが可能であり、通常のものと比較して圧倒的に早い。



トーストしたサンドイッチは日本にもやってくるか?私はトーストしたほうが好き。