20050824

以下の記事を読んだ。
・蒸し暑いアジア諸国の中で、香港はもっとも寒い町だと評されている。というのもオフィスの冷房温度が極めて低いからだ。香港のビジネスマンは低い冷房温度を設定することは、一種の贅沢として自慢しているようだ。しかし女性を中心に、寒いオフィスの改善を訴える運動も発生している。地球温暖化につながると批判しているのだ。


・金曜日に自社製品に対する損害賠償を命じられたMerckの株価は急落している。しかし同社の配当利回りは5%を超える水準にあり、これ以上の下落に対するクッションになると見る投資家もいる。同社のPERは11倍程度であり、他の薬品株よりも3割以上割安になっている。しかし今回の敗訴によりどの程度の賠償責任が発生するのか不透明になっている。アナリストも金曜日の判決を受けて、一斉に予想賠償額を引き上げている。裁判において同社が効果的な反論を展開できなかったという点も不安をかき立てている。現在の同社がおかれている立場は、2000年当時のたばこ株に似ているとの指摘もある。たばこ株も訴訟問題を抱えていたが、その後は急激な上昇を見せている。


コンピュータサイエンスを専攻する大学生は、単にコンピュータを学ぶだけでは不十分なようだ。多くの学生が、コンピュータ以外の勉強もしている。単純なプログラミングしか行えないのであれば、インドなどの海外の労働者に仕事を奪われてしまうからだ。コンピュータの応用範囲が拡大するなかで、コンピュータそのものではなく、コンピュータを実社会にどのように応用するべきか、という問題の重要性が高まっている。