数量化革命

数量化革命

数量化革命

先週金曜日に購入。この本によると昔のヨーロッパでは1時間が昼と夜とで異なっていたという。夜と昼にそれぞれ12時間割り当てられ、それを12分割するため春分秋分の日以外は1時間が昼夜で異なることになったという。昔は時間というのに対してあまりこだわらなかったようだ。以前読んだ「定刻発車」の中には江戸時代の頃の日本人の時間感覚が述べられていた。同時代の欧州と比較してもかなり時間には正確だったようだ。
昔より疑問に思っていたのだが、なぜ1日を24(時間)に分割するようにしたのだろう。1日は地球の自転で決まるため変えられないが、別に24つに1日を分ける必然性はなかったのではないかと思う。しかも1時間を今度は60分割する(つまり分)ようにしたのも不思議だ。
この本は扱う範囲が非常に幅広いので読むのも大変。しかし知的好奇心をそそられる一冊だと思う。読み終わるには当分かかりそうだ。