20050530

以下の記事を読んだ。
・首になったCEOが復活するのは難しい。しかし不可能ではない。ドナルド・トランプスティーブ・ジョブスなどの例もある。しかし大企業で首になった CEOが再び大企業のCEOとして復活するのは難しくなっているとの研究結果もある。最近では取締役会も責任が重くなったために、過去に問題のあったCEOを起用するのはかなりの勇気が必要になっているのだ。カムバックできるCEOは自分のエゴを抑えて現実的な対応を取れる人だという。反対に復活するのが難しいCEOは、失敗したという経験をあまりにも個人の問題と捉えすぎてしまい、自分のキャリアはこれで終わったと解釈してしまうようなタイプだという。このようなタイプは今後働くなくて済むようにできるだけ多くの退職金を取る行動に出るという。


マイクロソフトで、ストックオプションにより億万長者になった若者達のその後を紹介。多くの富を手にしたものの、まだまだ若く、退社後も様々な活動に従事している。ボウリングリーグを買収してプロボーリングの普及に努めている人、中絶する権利を主張するために政治団体を結成した女性、ベンチャーキャピタルを作った人、自ら企業を起した人などを紹介している。マイクロソフトで得たのはお金だけではなく、貴重な経験も含まれるようだ。


・オンラインゲームで、ゲームの中の不動産やアイテムを現実の通貨で取引する「リアル・マネー・トレード」という行為が増殖している。中には年間で10万ドル以上稼ぐ人もいる。あるゲーマーは実社会の仕事である、不動産開発業をオンラインゲームの中でも行い、住宅ローンの返済資金を得ているという。このように金でアイテムを購入するのは、ゲームの楽しみをそぐとの批判もある。ゲーム開発会社もこのような動きを好ましいものとは見ていないようだが、この流れをとどめるのも困難だと考えているようだ。



今日は、米国はメモリアル・デーのため、WSJの発行はなし。